明豊高校 強さを引き寄せる心技体智の法則

2017/07/07
  • 高校総体

 

 県内では盤石の強さだ。明豊高校男子卓球部が15年連続15回目のインターハイ出場を決め、全国へ挑むチャンスを手にした。しかし、チームを指揮する藤本賢司監督は過去2年間の試合を振り返り、「目標は選手たちが決めることだが、今年こそベスト8という壁を破りたい」と厳しい表情を崩さない。

 

 掲げた部訓は「心・技・体・智」の4文字。どのような競技においても選手のメンタルはパフォーマンスに大きく影響するが、卓球はとりわけ選手の心理状態がプレーに現れやすい。そのために必要となるのが“戦術の知”。

 

 まずは自分の現状を客観的に“知覚”し、“知略”を持って明確な目標設定をすることが大切だ。自ら知恵を使い、工夫を凝らしたトレーニングで得られた幅広い知識は、大切な場面できっと選手たちの背中を押してくれることだろう。

 

 10人の部員から構成される現在のチームには、さまざまな戦型の選手が集結。選手層が厚く、みんなで一致団結して全国の舞台を目指す。キャプテンの川野岳は、「全国のライバルとはまだ力の差があるが、大会までの時間を有効に使い、チームのレベルを上げていきたい」と力強く語る。彼らはまだ通過点に立ったばかりだ。

 

キャプテンの川野岳(3年)

 

注目選手

 

芦刈寿貴(3年)

心と体のバランスに優れ、戦術面にも長けた選手。「一致団結してベスト8を目指します」

 

 

近藤蓮(2年)

中学時代からトップを走り続け、チームの期待を背負うエース。「全国の舞台では、エースとしてチームに貢献したいです!」

 

 

(塩月菜央)

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