国体九州ブロック ホッケー成年女子 「ホッケーの町・玖珠」、国体出場への思いは増すばかり 【大分県】

2023/09/06
  • 国体

 年齢も違えば、職業も異なる。週3〜4回の練習時間を確保するのは難しかったが、「ホッケーの町・玖珠」を盛り上げたい思いでチームが一丸となった。キャプテンの江藤未夢は母校の玖珠美山で外部コーチをしながら、選手としてプレーする。「子育てをしながら練習に参加する選手も多いが、家族や職場など周りが協力してくれるおかげ。支えてくれる方々への感謝の思いや、『チームのために』という思いが強いから、最後まで走り切れるチームになったんだと思う」

 

 底なしに明るい江藤を中心に、チームは笑顔が絶えず、大好きなホッケーを楽しもうという雰囲気がある。また、慣れ親しんだ「玖珠美山スタイル」の戦い方にすることで、世代を問わず戦術が浸透している。石井は「ポジショニングに気を配り、後方から組織的にボールを運ぶ戦い方がチームのフレームとなるのは強み」と話す。

 ホッケーの国体出場枠は、九州で1チームという狭き門。来年以降も厳しい戦いを強いられるが、江藤は「今大会でもボール支配率を高めて攻めることはできた。あとはチャンスを決め切る決定力を高めたい」と来年の国体九州ブロックに向けて課題を挙げた。ホッケーの町・玖珠の戦いはこれからも続く。

 

攻撃の軸としてチームを引っ張る江藤未夢

 

 

(柚野真也)

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