全国高校選抜大会 卓球女子 九州王者になった明豊、自信を胸に8強入りを目指す 【大分県】

2024/02/18
  • 春の全国大会

 全国では単に「ボールを返す、打ち込む」だけでは点は取れない。ミスのリスクが高くなっても、より高度な攻撃を仕掛ける必要がある。そのために現在は、攻撃のバリエーション、打点、ピッチなど、さまざまな部分で「一球の質」を上げる練習に取り組んでいる。また、身長が低い選手が多いため、大きくボールを振られると崩れやすいのも悩みどころ。体力づくり、フットワークやスピードの強化も急務となる。

 

 現チームは2年生2人、1年生3人の少数精鋭。中核を担うのは1年生で、特にエースの阿部は、県大会でシングルス、ダブルスともに優勝。全九州でも団体戦優勝の大きな原動力となった。もちろん、2年生2人も精神的にチームを支えている。キャプテンの小関蒼乃は「1年生が主力だが、私たち2年生が勝ってチームを勢いづけたい。団結力はどこにも負けない」、安里和華は「自分の持ち味であるカットマンのスタイルを崩さず、最後まで粘ってチームの勝利に貢献したい」と、それぞれ強い思いを持って大会に臨む。

 中高一貫校のため、中学の頃から一緒に過ごしてきた選手が多く、絆が強い。たゆまぬ努力、団結力という大きな武器を手に、チーム一丸となって全国ベスト8を目指す。

 

初めて九州王者となった明豊

 

 

(甲斐理恵)

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