ラグビー 勝つためのマインドを備え、卒業生の悔しい思いを晴らす大分東明

2022/03/14
  • 春の全国大会

 大分東明のモットーである「エンジョイラグビー」についてもチーム全体で理解を深めている。「エンジョイとは成長を楽しむこと。1年前、半年前、昨日…。過去の自分より成長できると考えれば、きついことも苦しいこともポジティブに捉えることができる」と白田監督。

 そういった意味で現在エンジョイラグビーを体現しているのが、プロップの佐藤颯(1年)だ。小、中学とサッカー漬けの日々を送り、「物足りなくなった」と高校に入ってからラグビーへ転向。謙虚かつ真面目な性格で、教えられたことをグングン吸収して目覚ましいスピードで成長を遂げている。経験者が多いチームだからこそ、刺激を受ける者も多いという。

 

 全国での目標はベスト8。「先輩に目標をかなえるところを見せたい」。そんな浦山の言葉に、花園を逃し、泣き崩れた前キャプテン馬越涼の姿が脳裏をよぎった。 

 自分たちのために、先輩のために。全国では一回り成長した姿を見せてくれるに違いない。

 

全国高校選抜では8強入りを目指す

 

 

(甲斐理恵)

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