空手道女子 集中力と平常心、そして大分南の誇りを持ってベスト8が目標

2021/03/17
  • 春の全国大会

 ベスト8を達成するためにまず必要なのは「集中力」。実力者がそろう全国では、団体戦において誰が勝敗の分け目に立っても不思議ではない。一人一人が自分の役割を理解し、その時々で考えながら集中して戦うことが求められる。そのため、選手たちは常に本番、そして勝敗を分ける1本を想定して練習に取り組んでいる。また、チームは実力があるだけにポイントを取ろうと力む傾向があり、それが原因で調子を崩すことも多い。いかに「平常心」を保てるかも重要となる。

 

 高橋監督は昨年12月に行われた第48回全日本空手道選手権大会の個人形で大分南高出身の大野ひかる(大分市役所)が優勝したことを挙げ、「日本チャンピオンの後輩として誇りを持って戦ってほしい」と語った。大野は月2回、母校に指導に訪れ、選手たちにとっては最も身近な憧れの存在。特に田村と矢野は同じ道場出身ということもあり「後輩として負けられない」という思いも強い。誇りを胸にどう戦うか、活躍が期待される。

 会場となる東京体育館はかつてベスト8に輝いた験のいい場所。2度目のベスト8入賞を目指し、残りわずかな期間を走り抜ける。

 

2度目のベスト8入りを目指す大分南

 

 

(甲斐理恵)

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