剣道男子 志を高く持ち、粘り強い剣道で3年ぶりの全国大会に出場する大分国際情報

2021/03/14
  • 春の全国大会

 3年ぶりの全国大会に向けて、「粘り強く戦う」ことは変わらない。小・中学時代に全国舞台を経験した選手は少なく、全国の強豪校との対外試合も新型コロナの影響で制限され明らかに経験値が足りない。それでも高倉監督は選手に「不安はあるだろうが他校も同じ。自分を信じるしかない」と伝えた。2年生は学校行事も公式大会もことごとく中止になったからこそ、「1つ1つの大会を大事にしたい」(藤野)との思いは強く、悔いの残らない試合をしようと声を掛け合う。

 

 積極的に打突を増やし、連続攻撃後の抜き際から引き技へのつなぎを課題とし、全国大会までの残り期間は修正に時間を費やす。練習は程よい緊張感に包まれ、細部の動きまでこだわる姿勢を感じる。全身のバネを生かした面打ちを得意とする藤野は、「技にキレが出てきた。いい状態で試合に臨めそう」と自信を深めている。藤野を大将に、副主将の斎藤裕太、県高校新人大会の個人戦3位の長屋千度ら2年生が中堅以降を固め、どんなに劣勢な状況になっても粘り強い剣道で勝利を呼び込む。目標は日本一と志は高い。藤野は「持っている力を出し切る。そうすればいい結果が付いてくる」と言い切った。

 

全国大会でも粘り強く戦う

 

 

(柚野真也)

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