全国高校サッカー選手権県予選前企画(5) 大分鶴崎 勝ち切るために細部にこだわる 【大分県】

2023/09/27
  • 冬の全国大会

 ひと夏を越えて、チームは明らかに成長した。強豪校に競り勝つようになった。後半に逆転できるチームになった。懸念材料の試合の立ち上がりの悪さは改善の余地があるが、ピッチにいる選手が声を出し、コミュニケーションを図ることで悪い流れを断ち切るタフさを身に付けた。山本総監督は「勝ち切るために細部にこだわり、一瞬の差をものにできるようになった。これが大会を勝ち上がるために必要なこと」と復活への手応えを示した。

 

 高円宮杯JFA U-18 OFAリーグ(1部)では首位を独走。2巡目は4戦全勝と好調を維持する。攻撃の破壊力は増し、守備は大量失点することはない。キャプテンの高橋涼介(3年)は「攻撃のバリエーションが増え、中央からでもサイドからでも得点できるようになった。優勝するためにやれることはできている」と言い切る。2010年以来の全国選手権出場に向けて、死角が見当たらないチームになりつつある。

 

優勝に向けて気運は高まっている

 

 

(柚野真也)

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