全国大会冬の陣(2) バスケットボール男子 スタイル一新、粘りの守備で別府溝部学園がベスト8を狙う 【大分県】

2022/12/07
  • 冬の全国大会

 2年連続で全国高校バスケットボール選手権大会(ウインターカップ)の出場を決めた男子の別府溝部学園。県予選は強化中の守備が機能した。キャプテンの後藤有輝(3年)は「粘り強くディフェンスをしたことで、自分たちに流れを持ってくることができた」と胸を張る。前半は3点差のリードを許したが、第3クオーターで強度の高い守備をオールコートで仕掛けて逆転してからは、一気に点差を広げて勝負を決めた。

 

 4月から指導陣が一新され、チームの方向性もガラリと変わった。攻守の入れ替わりの速い、ハイテンポのスタイルは攻撃的だったが、失点も多かった。伊藤滋監督は「全国で勝つためには『スランプのない守備』が必要。そのためには基礎からやり直す必要がある」と選手に説明した。当初は反発もあったが後藤や石橋健人ら3年生の主軸が指導陣と話し合いを重ね、目指すスタイルを確立した。

 

守備強化を図った別府溝部学園

 

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