全国高校サッカー県予選 試合をコントロールした大分が2連覇

2019/11/19
  • 冬の全国大会

第98回全国高校サッカー選手権大会県予選

11月17日 決勝 昭和電工ドーム大分

大分  4-0  柳ケ浦

    0-0前半

    0-0後半

    2-0延長前半

    2-0延長後半

 

 最終スコアがここまで開くとは、前半40分が終わった段階では想像もしなかった。それだけ、どちらに勝利が転がり込んでもおかしくない試合展開だった。大分は大会連覇を懸けて、柳ケ浦は昨年のリベンジを狙って。共にモチベーションが十分に高まった中で決勝を迎えた。

 

 前半は柳ケ浦のプレスが機能した。豊富な運動量でタイトにマークし、ボールを奪うとシンプルに前線へつなぐ。大分がボールを保持できずに苦しんでいたのを尻目に、セットップレーから再三チャンスをつくった。前半17分のCKでは菊口和希(3年)のヘディングシュートがゴールを揺らすかに思えたが、GKの好セーブにより決定機を逃した。「前半のチャンスのどこかで得点できていれば」(有門寿監督)、結果は変わっていたかもしれない。

 

 嫌な流れが続いた時間帯を無失点に抑えた大分は、時間の経過とともにボール保持率を上げていった。「相手の動きが良かった前半を抑えれば、後半は相手の運動量が落ち、自分たちのペースになると思っていた」と小野正和監督。上手く相手を引きつけ縦にパスを入れ、突っかけてきた相手をいなすようにサイドに展開する。相手を動かし体力を消耗させると同時に自分たちのリズムを生み出した。

 

嫌な流れを断ち切った守備も光った

 

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