ヴェルスパ・レディース 2年目の九州リーグ2部、目指すは1部昇格

2019/05/16
  • ヴェルスパ大分

 課題は、主力にけが人が多く、ベストメンバーを組めないこと。復帰までに時間がかかりそうだが、今いる選手が複数のポジションをこなすことでプレーの幅を広げる期間と割り切るしかない。また、ハードワークが課題の高校生も実戦経験を積みながら、当たり負けしない体を作りたいところだ。荒川監督は「人が連動してテンポよくボールを動かしたい。今は同じ絵を描くために共有している段階。今季は選手の選択肢を増やし、最善の一つを選べるようにしたい」と高い理想を掲げる。

 

 現時点では意思の統一やプレーの精度に物足りなさは残る。一朝一夕で修正できる問題ではないだけに、中長期的な視点を持ってチームづくりに取り組むことが重要になってくるだろう。一方、高校生や中学生の下部組織の選手らが着実に成長している事実は、伸びしろの大きさを示している。チームとしてもまだまだ変わっていけるはずだ。

 

チームのベースアップが重要となる

 

(柚野真也)

  • LINEで送る

関連記事

ページトップへ