吹奏楽 マーチングに打ち込む大分商業高校の大編成

2021/07/01

 人数が多いため、それぞれの部門のリーダーが役割をもってまとめる。部長の村上里胡(3年)は「ミーティングを繰り返して、それぞれの役割分担を決めて、ようやく形になってきた」と手応えを感じている。100人近い大編成がひとつになれば大音量の豊かなサウンドを響かせるが、ひとつ乱れれば立て直しが難しい。「みんなが同じ方向を向いたときの一体感を知っているから、そこを求めたい」(村上)と妥協はない。

 

 昨年はコロナ禍で発表の場が奪われた。「今年は、先輩たちが発表できなかった思いを音で表現してほしい」と上野先生。全総文の練習と並行して、今月下旬には「県吹奏楽コンクール」に出場する。今年はスタンドに入れないが、甲子園を目指す野球部を応援するために球場で流す、“熱奏”の音源収録もこれからだ。「やることが多くて頭がパンパンだけど、どれも納得のいく形で終わりたい」と村上。11月には3年生にとって集大成となる「マーチングバンド全国大会」に向けての九州大会がある。大分商業吹奏楽部のマーチングに打ち込む日々は開演したばかりだ。

 

今月下旬から大きな大会が続く

 

 

(柚野真也)

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