「伝説の試合」から34年目 新たな歴史をつくるため、大分雄城台高校野球部が奮起 【大分県】

2023/12/30
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 「再戦」を機に、選手の目の色が変わった。守備の失策が多かったことで課題が明確になり、攻撃では「夏は打たないと勝てない」との思いが強くなった。冬場の体づくりに力が入る。「速く、遠くに、投げて飛ばす」「強い体、けがをしない体」を合言葉に筋力トレーニングやダッシュを繰り返す。成果は顕著に表れた。エースの小西瑛(2年)は体重が10キロ増え、球速は最大141キロまで投げることができるようになった。

 

 キャプテンの立川航大(同)は「僕ら2年生は50回生。節目の年の学年であり、OBの方々の期待も感じている。伝説の試合の再戦以降、本気で甲子園を目指そうという雰囲気になった。夏に向けて最高の体づくりをして、最高の結果を残したい」と決意を語った。佐藤監督は「まだ、力を出し切れるまでには到達していないが、大きな花を咲かせるための根は太くなっている」と期待を込めた。悲願の甲子園出場に向けて、部員の野球ノートには、実現に向けた具体目標とその過程で何をするかが記されている。充実したひと冬を越えようとしている。

 

50回生となる2年生を中心に甲子園を目指す

 

 

(柚野真也)

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