日本文理大学、九州大学サッカーリーグ1部を制す

2021/01/04
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 リーグ戦はけがで出場機会がなかったキャプテンの中村拓久(4年)は、「九州制覇は目標の一つだった。ウチはAチームから6カテゴリーでチームが分かれているが、全員が『チームのために』という気持ちで一つになった。監督がしつこいくらい言っていた『3つの柱』を徹底できたことも勝因だと思う」と話す。3つの柱とは「球際で戦う、攻守の切り替え、ハードワーク」。サッカーにおいて当たり前のことを、西野監督は何度も繰り返し選手に呼び掛け、浸透させた。

 

 本年度は、大学サッカー2大タイトルの夏の総理大臣杯、冬の全日本大学選手権大会が中止となり、代替大会となる「アタリマエニカップ」が今月中旬から開催される。九州王者として出場する日本文理大学は、リーグ戦からメンバーを白紙に戻したことで、チーム内競争が激しさを増す。中村は「スタメンを確約されている選手は誰一人としていない。4年生にとって最後の大会。1試合でも多く、1分でも長くピッチに立てるように勝負をしたい」と話し、永松は「ここで活躍することが次のカテゴリーでのアピールになる。チームとしてはベスト8、個人としては勝利を決定づけるプレーがしたい」と意気込む。

 

 日本文理大学が新たな歴史を開き、次のステージに進むためには勝利しかない。九州王者のプライドを背負い、全国大会に挑む。

 

全国ベスト8を目指す日本文理大学

 

 

(柚野真也)

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