柔道男子 自主性を重んじ、限界突破で全国大会を目指す柳ケ浦 【大分県】

2022/11/29
  • 新人大会

 柔道部にはモンゴルや韓国からの留学生を含め、2年生は11人、1年生11人が在籍する県内随一の大所帯。人数が多いがゆえに、限られたスペースと時間を有効に使い、自主性を重んじて稽古に取り組んでいる。松谷監督には「強い選手は自分の長所と短所を客観的に見つめ、足りない部分を補える選手」との理想像があり、勝負の世界を生き抜くためには「自主性」が一番重要なことだと考えている。選手は自分の試合の映像を分析して、自分なりの勝因と敗因を見つけ、指導者と答え合わせをしながら長所を伸ばし、短所を修正する作業を繰り返す。

 

 九州大会で優勝した吉村は、「初戦で得意の背負い投げで一本取れて流れに乗れた。狙い通りの試合ができた」と練習から試合を想定していたため、試合のイメージができていたという。全国高校柔道選手権に向けて、「まずは県大会で確実に出場権を得て、日本一を目指す」と高い目標を掲げた。年末年始は関東の強豪校との強化合宿を予定しており、練習から気合が入る。松谷監督は「中学まで勝った経験が少なくても、誰でも明確な目標を立てて稽古すれば強くなる。同じ高校生が相手、自分に限界を決めないでほしい」と限界突破の先に勝利を見据えている。

 

 

 全国高校柔道選手権では団体、個人戦全階級での出場を目指す

 

 

(柚野真也)

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