県高校新人大会 バスケ男子 準優勝の大分舞鶴、王座奪還に向けた挑戦始まる

2021/02/18
  • 新人大会

 「準決勝で一つ山を越えたという感覚が気のゆるみにつながったかもしれない」と、決勝戦の敗因を振り返った池田剛監督。柳ケ浦が試合序盤から3点シュートで得点を重ねたことで、「最初にリズムを持っていかれたのは痛かった。スタートから自分たちのペースをつかめなければ難しい試合になると思っていた」(池田監督)。それでも大崩れすることなく、留学生を擁する柳ケ浦の高さを封じるディフェンス力を発揮し、第2、第4クオーターでは相手を上回る得点を挙げた。

 

 それでも、柳ケ浦の力強い守備やスピード感のある攻撃を前に、思うように動けない場面も少なくなかった。池田監督は「ボールへの反応、判断の早さ、相手との間合いの取り方、一瞬の遅れが小さなミスにつながっている」と安易なミスが多かったことも課題に挙げたが、持っている基本スキルに今後の経験が加わることで、選手のさらなる成長が期待できると感じている。キャプテンの加藤智也(2年)は、「ルーズボールへの執着など気持ちの面で柳ケ浦が上だった。最初に流れにのまれてしまったことで、自分たちのプレーがうまく出せなかった」と今回の結果を冷静に受け止め、「次こそ優勝を」とリベンジを誓った。伝統校の王座奪還に向けた挑戦は、まだ始まったばかりだ。

 

「次こそ優勝」と語ったキャプテンの加藤智也

 

 

(黒木ゆか)

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