県高校新人大会 バレー女子 大分商業 敗れたことで見えた優勝への道筋

2021/02/06
  • 新人大会

 新キャプテンとなった嵯峨は「2セット目は自分たちのバレーができたが、1セット目は自分たちの弱いところが出て、つけ込まれた」と猛省。相手にリードを許す展開のなか、サーブレシーブの乱れから連続得点を与え、自分たちの流れが来るまで我慢できなかった。

 それでも第2セットは気持ちを切り替え、「大きな声を出して全員で盛り上げることができた」(嵯峨)。コート内の活気が呼び水となり、選手の動きにキレが出て、互いのミスをカバーすることで3度4連続ポイントを奪い、自分たちの流れを作った。

 

 監督も選手も、これまでにない手応えを感じた。森監督は「プレッシャーのかかる場面で平常心を保てるか。相手は調子が悪くても、悪いなりのプレーができる。やみくもにスパイクを打つのではなく、相手のブロックを利用してワンタッチを取る技術も冷静な判断も必要」と課題を挙げたが、「これまで積み上げたスタイルで間違いない。あとはどれだけ質を高められるか。そこにこだわりたい」と優勝への道筋を定めた。幾度と準優勝で涙をのんだ大分商業だが、「同じ相手に何度も負けるわけにはいかない」と嵯峨。リベンジに燃えている。

 

キャプテンとなったエースの嵯峨暖菜

 

 

(柚野真也)

  • LINEで送る

関連記事

ページトップへ