県高校新人大会 バスケットボール男子 別府溝部学園の勢いは止まらない

2020/02/08
  • 新人大会

 これまで留学生選手の“高さ”に注目された別府溝部学園だったが、今大会では速攻からの展開や外角シュートなど、さまざまなバリエーションから得点をあげた。頻繁に選手を入れ替えてもレベルが下がらず、チーム全体の底上げが図られている。「今年のテーマは“ケミストリーバスケ”。めまぐるしく変わるプレーを見せられるチームにしたい」と末宗監督。1人の選手の動きに対して、周りの選手が呼応し、展開するパターンを増やすことで、プレーに幅と奥行きを生み出し、抑えどころを分散し、相手が対策を練りにくいチームを目指す。

 

 そのために必要なのが選手間のコミュニケーション。これまで反省材料によく上がっていたことだが、今大会ではキャプテンの植山祐貴(2年)を中心に、コート内での声かけが活発に行われていた。「声かけひとつでミスも減るし、いいプレーも生まれる。ウインターカップで負けてから、コミュニケーションの大切さを実感して、考え方も少し変わってきた」(末宗監督)。目標を全国制覇と高く設定するチームの結束がますます高まったとき、どんな化学反応を起こしてくれるのか。新チームの戦いは始まったばかりだ。

 

2連覇を達成した別府溝部学園

 

(黒木ゆか)

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