ボート これからし烈な部内競争がはじまる日田三隈

2018/11/18
  • 全国高校選抜

 大会当日は「みんな緊張した感じもなく、練習通りの力を出せた」と楳木彩香(1年)。レース本番、艇のかじを取るコックスの梅山智咲都(1年)は「真っ直ぐ進めることだけを考えていた」と予選、準決勝で見事に艇の進む方向をコントロールした。

 

 決勝は緊張からボートが流れることもあったが、こぎ手に声をかけ続け、集中力を保たせた。「バテるな、諦めるな!」。1000㍍を過ぎたあたりで柿原が大きな声を張り上げた。上位二つの艇に引き離され、3位争いに照準を合わせ、勝負に出た。松岡奈聖(1年)「梨花さんの声で疲れが吹き飛んだ」と話し、三笘純伶(1年)は「オールのキャッチのタイミングを合わせることに集中した」と自分の役割を果たした。

 

 結果は僅差で後続に競り勝ち、3位入賞。5人は喜びを爆発させたが、全国選抜大会への出場が決まったわけではない。出場枠が決まっただけで、これから本戦まで部内での競争に勝ち抜かなければならない。「心情的には予選で組んだクルーで出場したいけど、他の部員を含め、みんながライバルになる。この冬でレベルアップしたい」と柿原。全国選抜大会に向けて、厳しい冬のトレーニングが始まる。

 

舵手付クォドルプルで全国選抜大会の出場権を獲得したメンバー

 

(柚野真也)

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