九州高校野球県予選 乱打戦を制した大分工業 28季ぶりの優勝

2019/04/04
  • 高校野球

粘る情報科学、あと一歩及ばず

 

 敗れた情報科学は今大会を通じてチーム力を上げた。エース後藤を中心に3人の投手で継投し、守りの野球で決勝まで勝ち上がった。決勝も自分たちのペースで試合を進めただけに、八回の7失点が悔やまれる。無死1塁となった場面でエース後藤が降板。「ウチは3人の投手で継投してきた。後藤の調子が良かっただけに引っ張りすぎた」と赤嶺司監督。継投で逃げ切りを図ったが、大分工業打線につかまり逆転を許す。

 

 流れは一気に大分工業に傾いたが、その回に打線が意地を見せた。5安打5得点の集中打で同点に追いつく。九回も満塁のチャンスを作ったが、あと一本が出なかった。赤嶺監督は「今大会は1回戦から厳しい試合が続いたが、投手中心のロースコアで勝ち上がることができた。決勝は満足していないが粘り強く戦うことができた」と振り返り、夏に向けて「チーム力を上げたい」と再起を誓った。

 

今大会でレベルアップした情報科学

 

(柚野真也)

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