高校野球 グッドルーザーの夏 ミラクル舞鶴の旋風を起こした野球愛

2022/07/27
  • 高校野球

 今大会、初戦から3試合ベンチスタートとなった田中洸太郎(3年)は、代打で結果を残し、準決勝から先発に名を連ねた。センバツ出場以降は練習後に父親とシャトル打ちで正確なミート力を高め、今大会に挑んだ。決勝では快音が響かなかったが、打率6割、6打点と数字を残した。「個人的には野球人生で一番調子が良く、チームに貢献できた」と力を出し切った。

 

 今大会が募集した「三行詩」では、820作品の中から田中の「マスクをつけた3年間 それでも隠せなかった 野球愛」が最優秀賞に選ばれた。3年間の高校野球を「コロナ禍で思うように練習もできなかったことはあるが、野球が本当に好きな仲間に恵まれて楽しく過ごせた。決勝で負けたのは悔しいが、明豊は強かった」と振り返り、最高の仲間と一緒に、好敵手と試合ができたことに感謝した。後輩には「(明豊との)レベルの差はあるが、一つ一つ課題をつぶし、意識して練習に取り組めば追いつける」と、“夏の甲子園出場”の夢と野球愛を託した。

 

力を出し切り高校野球を終えた田中洸太郎

 

 

(柚野真也)

 

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