高校野球 グッドルーザーの夏 恩師との一戦に敗れた大分商業

2022/07/20
  • 高校野球

 試合を振り返れば、気持ちが入り過ぎていたことは否めない。池田の投球には力みが生じ、打線は相手投手の緩い変化球に手を焼き、凡打が多かった。2安打と気を吐いた加藤拓真(3年)は「引き付けるバッティングができなかった」と悔やんだ。部長時代に渡辺監督の野球哲学を学んだ長吉勇典監督は「監督としての経験の差が出た。立て直せなかったのは監督の責任」と選手をかばった。

 

 恩師との一戦に敗れた池田は、「3年生14人、一人も欠けることなく3年間楽しく野球ができた。自分がキャプテンとなり、不安があったときも、同級生が支えてくれた。いろんな経験ができた。最後に(渡辺監督のチームに)負けたのは少し後悔がある」と語った。

 対戦を終えて佐伯鶴城の渡辺監督は「複雑な思いがずっとあって、アイツらが頑張っている姿を知っているからこそ気持ちを押し殺し、自分のチームが勝つことを考えた」と明かした。大分商業の3年生に対し「頑張った3年間は無駄ではない。成長した姿を見せてくれた。出会えて良かった」と感謝を口にした。

 

2安打と気を吐いた加藤拓真

 

 

(柚野真也)

  • LINEで送る

関連記事

ページトップへ