高校野球 投打の中心選手が活躍し、大分舞鶴が好発進

2022/07/11
  • 高校野球

 打の中心選手が都甲と甲斐なら、投の大黒柱は奥本翼(3年)。河室監督は「(大会が始まる)はるか前に先発を告げた」と冗談交じりに話したが、「この大会はお前が全部投げて勝て」と絶大な信頼を寄せるエースに託した。監督の思いに奥本が燃えないわけがない。「この大会は全部投げる。もう一度、夢の舞台である甲子園で投げたい」と強い気持ちでマウンドに立った。春のセンバツで好投した右腕は大舞台を経験したことで安定感が増した。「初回は緊張して球が浮いたが、落ち着いて投げることができた」と、130キロ台中盤の直球に変化球を交えた丁寧な投球で4回を被安打2本の無失点に抑えた。

 

 投打に隙なし。甲斐は「初戦を最高の形で勝ったのは大きい」と話し、奥本は「この1年、全部明豊に負けているので、明豊を倒して優勝したい」と力強く語った。好発進の大分舞鶴が実力通りのパフォーマンスを発揮した。

 

エースとしての存在感を発揮した奥本翼

 

 

(柚野真也)

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