高校野球 盤石の明豊が2季連続18回目の優勝

2022/04/07
  • 高校野球

 決勝戦は投打でソツなし。先発マウンドに上がった東家迅(2年)は緩急を織り交ぜた巧みな投球で凡打の山を築き、9回を4安打完封で三塁を踏ませない好投を見せた。「最初から(完封を)狙っていた。自信になったし、いいアピールができた」と先発候補に名乗りを挙げた。打線は二回に竹下聖人(3年)、矢野壮頼(同)の連続安打を口火に、相手投手の制球の乱れを見逃さず、ボール球を見極め5得点のビッグイニングをつくった。四回にも、出塁で相手の動揺を誘い、バントを絡めた攻撃で2点を追加して試合を決めた。

 

 キャプテンの江藤隼希(同)は「相手のミスを突くことができたが、まだまだ点差を広げるチャンスはあった」と反省し、川崎監督は「記録上ではノーエラーで終わったが、記録に残らないミスはあった。夏の大会に向けてこれまで積み上げたものを確かなものにしたい」と23日から始まる九州大会に向けてギアを上げる。勝っても油断も慢心もなく、次の戦いに備える。「勝って兜(かぶと)の緒を締めよ」を実践している。

 

決勝戦で好投した東家迅

 

 

(柚野真也)

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