九州地区高校野球大会直前特集④ 安定感のある投手を備える津久見、打線がカギを握る

2021/04/21
  • 高校野球

 収穫も少なくない。鶴田星斗(3年)は球速が140㌔を超え、制球も定まった。抜群の安定感があるエース林田夢大(3年)に頼ることが多かったが、4月の大会では背番号1を付けたことで2本柱の一人としての自覚が芽生えた。2投手とも連投可能なタフさがあり、大崩れする心配もなさそう。打線は1番の法輪大道(3年)が状況に応じたバッティングで出塁率を上げた。藤丸監督は「走りを絡めたバントの印象が強かったがコンスタントに振れるようになった」とさらなる成長を期待する。冬場に筋力トレーニングと技術向上に多くの時間を割いたチームの成果は、これから花開くことになる

 

 キャプテンの国広遥斗(3年)は「流れの中で野球ができるようになったが、(過去の大会では)準決勝で2回負けている。相手が強くなったときに、いかに勝負どころで平常心でプレーできるかになってくる。九州大会は強い相手が初戦から続くので、一試合一試合を大事にしたい」と課題克服の場として臨む。

 

一冬越えて成長した法輪大道

 

 

(柚野真也)

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