2020県高校野球大会 古豪・津久見の優勝は新たな物語の始まりとなる

2020/08/04
  • 高校野球

 9回は救援したエース安部を最高の形で送り出した。安部は「林田が頑張ってつないでくれた。失点するわけにはいかない」と無失点で締めた。藤丸監督は「決勝で校歌を聞けてうれしかった。野球の町を盛り上げたい一心だった。昭和の強い時代を知っている方々に優勝の報告ができることがうれしい」と顔をほころばせた。

 

 2012年に3校と統合したが校名もユニフォームも変わらなかった。今年4月から監督に就任した同校O Bの藤丸監督は「勝ちたい思いが強く、俺が俺がという選手が多かった。野球はチームスポーツなので、それぞれが自分の役割を考えなければ勝てない」と説き、堅実な野球で少しずつチーム力を上げた。古豪復活に周囲の期待は高まるが、「新しい津久見をつくっていこう」と選手に伝え、新たなスタートを切る。薬師寺は花道をつくった林田に感謝の言葉を伝え、「自信を持っていい。お前らしい強い気持ちでチームを引っ張ってほしい」と思いを託した。

 

新たな津久見の歴史をつくる優勝となった

 

 

(柚野真也)

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