今大会No.1投手・翁長佳辰(文理大付)を支える1日2㌔の米 夏の甲子園2019

2019/07/16
  • 高校野球

 伊志嶺監督は「試合をつくれるのは分かっていた。(持ち味の)真っ直ぐが走らず、スライダーのキレも悪かったが、試合の流れを崩さず自分たちの流れで試合を終わらせてくれた」と労い、次はもう一つギアを上げてくれるだろうと3回戦の先発を示唆した。「夏の大会は独特の緊張感があり、何が起きるか分からない」と、八重山商工(沖縄県)を率いて春夏連続で甲子園に導いた名将は、絶対的なエースを軸に守り勝つ野球で今大会を制するつもりだ。

 

 もちろん翁長も同じ。「相手より先に得点を与えず、常にリードした状態で投げる。接戦になればなるほどギアは上がる。自分の投球をすれば打たれることはない。監督が5連投といえば投げるだけ」と、監督のどんな難しい注文にも満点解答で応えているが、唯一苦手とするのが朝食900㌘、夕食1㌔の白飯だ。入学当初から課されたご飯量に今も苦戦。「特に朝がキツイ」とマウンドでは強気の翁長にも弱点が。毎朝苦戦しているが、お気に入りの明太子と納豆で完食し、学校に通う。おかげで夏場も体重が落ちず、スタミナも十分。今大会は白米パワーで5試合投げ抜く。

 

打者としては4番を担う

 

(柚野真也)

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