県高校総体前特集 バレーボール男子(4)大分工業 自力を磨き直し、新戦術で頂点へ 【大分県】

2025/05/18
  • 新着
  • 高校総体

 県高校総体の組み合わせが決まったバレーボール。男子は31日から3日間の熱戦が繰り広げられ、夏の王者を決める。大分南が頭一つ抜けているが、シード校に変わりはなく、力を付けている。第4回は新戦術で連覇を狙う大分工業。

 

 「今年のチームは特徴がないのが特徴」。江崎裕之監督がそう語る大分工業。確かに大エースがいるわけでも、守備が際立っているわけでもない。それでも、真面目さ、一生懸命さはどこにも負けないと胸を張る。レギュラー、控え関係なく全員がバレーボールと真摯(しんし)に向き合い、粘り強く戦いながら常に頂点を争ってきた。

 

 4月に開催された全九州バレーボール総合選手権大会の県予選(以下、九総予選)でも順当に勝ち上がったが、ライバル大分南との決勝戦で多くの課題が浮き彫りとなった。第1セットは大分南の勢いにのまれ、持ち味を発揮できないままダブルスコアに。続く第2セットは一時リードを奪ったものの、要所でのミスが続き、ストレート負けを喫した。「特に1セット目はうちの悪いところが全て出た。例えば、ジャンプサーブで崩されたわけではないのに崩れたような形になって…。ああなったらどうしようもない。半分も力を出せなかった。結局は自力の差。シンプルに弱いから負けた」と江崎監督の評価は厳しい。

 

九総予選は力を出し切れずに終わった

 

  • LINEで送る

関連記事

ページトップへ