県高校総体前特集 バレーボール男子(3)鶴崎工業 いまこそ殻を破れ、決勝進出への道 【大分県】
2025/05/16
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県高校総体の組み合わせが決まったバレーボール。男子は31日から3日間の熱戦が繰り広げられ、夏の王者を決める。大分南が頭一つ抜けているが、シード校に変わりはなく、力を付けている。第3回は鶴崎工業。4強のその先へ。悔しさを糧に決勝進出を目指す。
ここ数年は4強に定着し、3位入賞も増えるなど着実な成長を見せている。4月に開催された全九州バレーボール総合選手権大会の県予選(九総予選)では準決勝で敗れたものの、3位決定戦で別府鶴見丘を下し、本戦出場を決めた。
だが、さらなる高み、優勝争いに絡むには、まだ越えるべき壁がある。「準決勝の大分工業戦では、これまでの課題が露呈した。サーブレシーブが安定せず、ボールがつながらない。スパイクもフリーで打たせてしまうなど、全体的に受け身で攻め負けた。収穫はない。県高校新人大会の方がまだ戦えていた」と二宮裕和監督が振り返るように、九総予選でもその壁の厚さを痛感する結果となった。現在は課題と向き合いながら、チーム力の底上げに取り組んでいる。
4強に定着した鶴崎工業