夏の主役たち① バドミントン女子 成功体験を重ねた昭和学園が初戦勝利を目指す 【大分県】

2024/06/14
  • 高校総体

 清水は緩急をつけて相手を揺さぶり、ペアの猪山璃愛(2年)の強打を引き出した。清水は「自分が試合を組み立て、ペアの特徴を出すことを考えた。大会を通して楽しむことを大事にしたが、結果にはこだわった」と冷静だった。公式戦デビューとなった諫山は、準決勝では接戦となり、試合中に涙を流す場面があった。「団体戦の緊張とプレッシャーで思うようなプレーができなかった」と振り返る。

 

 それでも監督のアドバイス、先輩の応援で立て直し、勝つことで自信が深まった。「成功体験を積み重ねることで選手は成長する」と飯田監督。選手の力量に合わせ、責任と適度のプレッシャーを与えることで成長を促す。清水はエースとして独り立ちし、下級生は先輩の振る舞い、試合運びを見て、自分の役割を果たすことに全力を尽くす。県高校総体を通してチームの底上げができた。全国で簡単に勝てる試合はないが、これまでと同様に目の前の一戦に集中し、レベルアップを図る。全国高校総体の目標は一戦必勝だ。

 

成長著しい諫山桃子

 

 

(柚野真也)

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