県高校総体 バレーボール男子 好敵手を倒し連覇を達成した大分南 【大分県】
2023/06/13
- 高校総体
優勝が決まった瞬間、崩れ落ち、雄叫びを上げた選手たち。それでもその喜びに浸ることはない。「県予選は通過点。目標は全国ベスト8。大分県代表として恥ずかしくないプレーをするために、技術面はもちろん人間力も鍛える必要がある。キャプテンとして率先して行動し、手本を見せたい」(嵯峨)、「春高予選からずっと(大分工業に)負け続けてようやく勝てた。今の気持ちは『うれしい』のさらに上で、表現できない。全国では3年生の思いが強い方が勝つと思うので、気持ちの面でも絶対に負けないようにしたい」(前畠)、「今までで一番いい試合ができたが、今のままでは全国で通用しない。もっと高さを出して、レシーブ力など守備面も鍛えたい」(水田)と、それぞれが次の全国を見据え、飛躍を誓った。
そんな選手たちを見守る柿原茂徳監督は守備面の課題を挙げながらも、3年生の健闘や2年生の成長をたたえ、「ようやく階段を上がった。メンタルトレーナーを入れ、一番の課題であった精神面を強化してきた成果が出た」と笑顔を見せた。
心を鍛え、気持ちの強さが前面に出たことでワンランク上のチームとなった大分南。今年のチームは例年に比べて高さもあり、選手たちが目標に掲げる全国ベスト8への期待が高まっている。
2年連続3回目の優勝となった大分南
(甲斐理恵)