県高校総体前特集 バレーボール男子(2) シンクロ攻撃に力強さを加え、再起を図る大分南 【大分県】

2023/05/23
  • 高校総体

 1年生から3年生まで中学時に県選抜チームを経験した選手が名を連ね、コートに立てばそれぞれが持ち味を発揮して、多彩な攻撃を仕掛ける。複数のスパイカーが同時に助走動作をして相手ブロックを惑わせる「シンクロ攻撃」は大分南の武器である。しかし、どこからも得点できる反面、勝負どころの場面で「俺が絶対に決めてやるという強い気持ちを持ったエースがいない」(柿原監督)ことが前述の課題を克服できない理由となっている。

 

 エースポジションを任された水田凰雅(2年)は、「気持ちを切り替えられず、自分たちのプレーができないときがある。(全九州総合選手権は)緊張して思うようなプレーができなかったが、自分が決めるという覚悟を持ってプレーしたい」と強い思いを示した。嵯峨は「3年生がリーダーシップを取り、チームを引っ張らなければいけない」と話し、県総体に向けて精神的支柱となり、チーム一丸となって再起を図る。

 

エースとしての自覚が芽生える水田凰雅

 

 

(柚野真也)

  • LINEで送る

関連記事

ページトップへ