県高校総体前特集 バレーボール女子(2) ベテラン監督が着任し、新生・国東がスタート

2022/05/12
  • 高校総体

 「攻撃はネットに向かって真っすぐ、ブロックが見えるように入る」などと数個の約束事だけを決めて臨んだ全九州総合選手権大会の県予選では、辻監督は試合内容よりも「選手と一体になれた」ことを喜び、選手は「細かいところまで意識してプレーするようになった」(藤本彩桜・3年)、「雰囲気がこれまで以上に明るくなった」(竹田麻祐・同)と変化を感じている。

 

 徐々に辻カラーに染まりつつあるチームは、県高校総体では優勝を目標に掲げる。絶対王者として君臨する東九州龍谷の壁は高くて厚い。辻監督の哲学の一つに、「ある程度出来上がった選手よりも、勝敗への影響が大きい伸びしろのある選手を鍛える」というものがある。「国東には伸びしろのある選手しかいない」と言い切る辻監督が、選手と一丸となってワンランク上のチームに引き上げる。

 

新監督の下で再スタートを切る

 

 

(柚野真也)

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