夏の主役たちvol.2 ハンドボール女子 逆境を乗り越えた大分が日本一を目指す

2021/06/27
  • 高校総体

 「試合に出たメンバーも出られなかったメンバーも、悔しい思いをしたのは同じ。この経験をインターハイでぶつけたい」とは後藤真子(3年)。ふがいない試合をしたエースは「チームが苦しいときに点が取れる存在になりたい」との思いを強め、3年生にとって集大成の場となるインターハイで「日本一を目指す」と明確な目標を打ち出す。

 

 堅守速攻はこれまでと変わらないが、実戦経験を積めない期間に個々のシュートパターンを増やし、シュートエリアを広げた。セットプレーからの得点も増え、チーム状態は上向きだ。試合勘がどれだけ戻るかは懸念材料だが、本番に向けて、今後は県外の強豪校との試合を組み、勝負にこだわり、成功体験を重ねていく。吉積は「自信を持って試合ができるように、今は一つでも多く試合をして、自分たちのスタイルを確立したい」と話し、後藤は「日本一しか考えていない。その目標を達成するためには強い気持ちと自信が必要」と意気込みを語った。

 インターハイのハンドボールは8月15日から、福井県民ホールなどで開催される。

 

日本一奪還の挑戦がはじまる

 

(柚野真也)

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