夏の主役たちvol.1 レスリング男子 3年生が軸となり、団体上位入賞を目指す日本文理大学付属

2021/06/25
  • 高校総体

 全国高校選抜大会(3月)では2回戦敗退となったが、敗戦を糧に、選手が自分で考えて練習をするようになった。筋力アップを課題としたキャプテンの広石春樹(3年)は、「全国選抜では力負けしたので、ウエートトレーニングでパワーと体力を付けた。力強いレスリングができるようになった」と手応えを語った。監督が広石と同様に計算できる選手と推す大畑建斗(同)は、小学生の頃からレスリングを始め、安定感は抜群だ。高校2年時に転入してきたが、団体戦への思いは強く、「レスリングが好きな仲間と一緒にメダルを狙いたい。日本文理大学付属の名を全国に広げたい」と話す。

 

 51㌔級から階級順に試合が行われる団体戦において、序盤の軽量級の勝敗が結果を大きく左右する。「最初で勝てばチームに勢いが付くし、3番手の広石、5番手の大畑で勝負できる。早い段階で勝負を決めたい」と勝監督。団体戦のメンバーは、広石、大畑以外は下級生で構成。広石は「来年も期待できそうだが、僕らにとっては最後の大会。結果を残したい」と語り、大畑は「悔いのないように1試合1試合を大事にしたい」と誓った。

 インターハイのレスリングは8月21日から、福井県のおおい町総合運動公園体育館で行われる。

 

上位入賞を狙う団体メンバー

 

 

(柚野真也)

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