県高校総体 ラグビー 原点回帰の大分舞鶴が優勝、復活ののろしを上げる

2021/06/08
  • 高校総体

 先制トライも得意とする形から生まれた。前半18分、相手陣内のゴール前のスクラムからNO8(ナンバーエイト)の岩田力也(同)が空いたスペースを走り抜けた。その3分後に同点を許したが、今度はバックス(BK)陣が見せ場をつくる。鋭いタックルと密集戦への寄せで相手ボールを奪い、そこから素早く展開してキレのあるBKの個人技で勝ち越しのトライを決める。後半15分のダメ押しとなったトライは、“舞鶴のお家芸”。ラインアウトからモールを押し込んだ。

 この試合、3つのコンバージョンキックを決めたスタンドオフの川上隆輔(同)は、「スクラムや密集戦だけでなく、ラインアウトや展開からトライできるようになった。まだまだ課題はあるが、FWとBKが一体となったラグビーができている」と胸を張った。

 

 2年前の県高校総体の優勝を最後に、舞鶴は主要大会で東明に敗れ全国大会から遠ざかった。今の部員は誰一人として高校ラグビーの聖地・花園のピッチを踏んだことがない。「自分たちの代は花園を経験していないからこそ、3年生は強い思いがあった」と島。

 集大成となる全国高校ラグビー大会に向けて、自信を取り戻す優勝となったが慢心はない。「秋の(全国高校ラグビー大会)県予選に向けて厳しい夏が待っている。ここでさらに成長して、花園を目指したい」と川上。舞鶴にとって今回の優勝は通過点にすぎない。

43大会連続の優勝を成し遂げた舞鶴

 

 

(柚野真也)

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