県高校総体 柔道男子団体 勝負強さを発揮した柳ケ浦が5回目の優勝

2021/06/03
  • 高校総体

 相手のエースと対戦した次鋒(じほう)戦で引き分け、流れを呼び込んだ。中堅はモンゴルからの留学生トゥムルバートル・ハンガル(同)が合わせ技で1本を取り、3年間で成長した姿を見せた。八木が大将戦で敗れ代表決定戦にもつれ込んだのは誤算だったようだが、三明允(同)が「勝つことしか頭になかった」と得意の足技で相手を崩し、一瞬の隙を見逃さなかった。「体が勝手に動いた。これまでの練習が出た」と自画自賛の送り襟絞めで仕留めた。

 

 昨年はコロナ禍で全国規模の大会が次々と中止となった。小倉監督は「自分たちの力を試すことなく卒業した先輩の悔しい思いを知っているからこそ、結果で報いてほしい」とげきを飛ばす。個人、団体のダブル優勝となった三明は、「自分の柔道がどれだけ通用するか試したい」と全国大会が待ち通しそうだった。

 

決勝の代表決定戦で勝利した三明允

 

 

(柚野真也)

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