県高校総体前特集 バレーボール女子④ 敗戦を糧に臼杵がリベンジ誓う

2021/05/10
  • 高校総体

 「燃え尽きないまま終わった」と久保。不完全燃焼で試合を終えたことで、選手はそれぞれ自分の課題を感じ取った。県高校総体に向けて、久保は「チームが苦しいときに決めるのがエースの仕事。それができなければコートにいる意味がない」とエースの自覚が芽生えた。勝利に貪欲になったのはキャプテンであり、安定感のあるリベロとしてチームを引っ張る東夢羽(3年)も同じ。「ベストパフォーマンスを出せなかったことが悔しい。県高校総体までに一本もボールを落とさないことを目標としたい」と語った。

 

 敗戦後に悔し涙を流す下級生は少なくなかった。東は「コートに立った選手も、ベンチ外の選手も全員が悔しい思いをした。この悔しさを無駄にしたくない。けが人が復帰してもしなくてもベストチームとして試合に臨むだけ」と県高校総体でのリベンジを誓った。

 

気迫のプレーでチームを引っ張った東夢羽

 

 

(柚野真也)

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