県高校総体前特集 バスケットボール女子② “3年力”の高い明豊が充実期を迎える

2021/04/27
  • 高校総体

 伊藤だけではない。山部伶歩(3年)は守備力、磯部咲李(同)はルーズボール奪取力が上がるなど、チーム全体に運動量と力強さが備わったのは練習のたまもの。外部コーチによるフィジカル強化に加え、選抜高校野球大会で準優勝した野球部のトレーニングマシーンを活用して、筋力アップも取り入れた。杉山真裕実監督は「球際が強くなり、ジャンプの動作がよくなった」と選手の成長を認める。

 

 課題は先発組以外のバックアップメンバーのレベルアップ。メンバーをある程度固定したことで連係面は強化されたが、ファウルや不測の事態に備えて同じ力を出せるメンバーを構成することが急務。県高校総体は、準々決勝を勝ち抜いた4チームが総当たりの「決勝リーグ」で争われるため、選手層の厚いチームが有利となる。杉山監督は「8、9番手まで同じレベルでプレーできるように底上げをしたい」と、県高校総体までに対外試合で経験を積ませる方針だ。

 

明豊の得点源となる坂田愛留

 

 

(柚野真也)

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