#スポーツのチカラ 県高校総体 バスケットボール男子 大分上野丘がシード3校を破り準優勝

2020/08/22
  • 高校総体

 オーソドックスなハーフコートのマンツーマンディフェンスで、攻撃時も複雑なセットプレーをするわけでもない。奇抜な戦略はなく、選手それぞれが自分の役割を把握してプレーする。このスタイルで接戦に持ち込み、大会を勝ち進んだ。勝負どころの機微を知る小林や安部が個人技で得点できる武器はあるが、王道ともいえる普遍的なスタイルを貫いた。

 

 シード3校に競り勝ち、決勝戦までたどり着いたが、その過程で体力は尽きた。連覇を狙う別府溝部学園との試合は、高さ、スピードで上回られ完敗。今村監督は「3年生は最後の大会となる選手が多く、いい思い出になった。下級生は決勝の舞台を経験できたことが大きく、次につながる自信となった」と話し、小林は「3年生の集大成としての大会と位置づけていたので、結果が出せたことは満足している。部活を続けるかどうかは考えたいが、最高の大会になった」と表情はすがすがしかった。

 県高校総体の1週間後にあった全国高校選手権大会(ウインターカップ)県1次予選は、勢いそのままに3連勝で突破。10月の2次予選でも台風の目となりそうだ。

 

接戦を勝ち抜き準優勝した大分上野丘

 

 

(柚野真也)

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