大分西高校 シンプルに、しなやかに、さらなる高みへ

2017/07/31
  • 高校総体

注目選手

 

(左)得丸 (中)川野 (右)名和

 

川野真奈(3年)

 ただ1人の3年生であり、部を率いるキャプテン。姉の影響もあり5歳からなぎなたを始めた。高校1年生の時は試合に出られず悔しい思いをしたが、昨年は名和栞と組んだペアで全国5位となり大きな自信へとつながった。この3年間で学んだのは「素直に聞き入れること」。少し頑固なところがあると自分を分析するが、なぎなたを通して人の言葉を受け入れる柔軟さを身に付けた。「演技も団体も出るので、今年はもうひとつ上へいきたい」と最後の夏に全てを懸ける。

 

名和栞(2年)

 人一倍負けず嫌いであり、勝負にこだわるチームのエース。6歳の時、大分市の「東部なぎなたスポーツ少年団」の見学で出会った先輩に憧れて、大分西高校へと後を追った。昨年は、1学年上の川野真奈とペアを組みインターハイの演技で全国5位となった。今年は得丸友梨香とペアを組み昨年以上の成績を狙う。「団体も、自分が獲って勝つくらいの気持ちを持って挑みたい」と意気込みは熱い。チームの士気を上げる2年生エースの活躍に期待したい。

 

得丸友梨香(2年)

 常にストイックで前向き、我慢強いタイプと小野博美監督は分析する。10歳の頃、友達に誘われてなぎなたを始めたが、高校に入り基本から全てを学び直したと言う。「打突の仕方もジュニアのころとは全然違った。でも、先生や先輩に認められると本当にうれしい」。また、寡黙に前だけを見る彼女にとって、身に付けたのは技術だけではない。なぎなたを通して磨かれた精神力で自分の意見もハッキリ言えるようになった。心身ともに成長した得丸がチームの流れを引き寄せる。

 

笑顔でインターハイでの活躍を誓った3人 

 

(塩月なつみ)

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