全国高校サッカー県予選 攻守で総合力の高さが際立った大分が3年ぶりの歓喜 【大分県】

2022/11/08
  • 冬の全国大会

 後半は、同点ゴールを目指して前がかりになる大分南の勢いに圧倒される場面はあったが、GK佐藤隼(3年)の好セーブなどで得点を与えなかった。小野正和監督は「後半はピンチもあったがGKを中心に崩れなかった」と集中力が途切れなかった守備陣をたたえた。守備陣の踏ん張りに攻撃陣が応えたのが、試合終了間際のアディショナルタイム。青山京志郎(同)がDF3人に囲まれながらも個人技の高さを生かし、今大会11点目となる追加点を奪うと、さらに佐藤翼(同)が3点目を奪い、大分が終了のホイッスルとともに歓喜の叫びを上げた。

 

 「得点が入らない時間帯が続いたが、最後まで焦らずに試合を進めた。延長戦を含めてプランは考えていたが、交代選手を含めて層の厚さでウチに分があった」と小野監督は勝因を語る。大会を通して攻撃的なスタイルを貫き、守備は大きく崩されることなく安定した戦いを見せた。大分の総合力の高さが際立った。

 

3年ぶりの優勝となった大分

 

 

 (柚野真也)

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