大分工業高校 矢野達也 苦しいときこそ、負けず嫌いであれ

2017/10/18
  • 冬の全国大会

Q:その後の監督との関係は?

A:それが… その時に僕は監督にも強く反論してしまい、ついに「帰れ!」って言われてしまいました。そのまま帰る準備をしていたら、3年生の花宮大聖先輩が引き止めてくれて、「お前の気持ちも分かるけど、悪いところでもあるから」と言われました。その日のうちに監督に謝りに行きましたが、結局その合宿中は試合に出してもらえませんでした。さすがに反省しました。「自分ができていないことは人にも言えない」と思うようになりました。今でも相変わらずはっきりと言ってしまいますが、謙虚な気持ちを忘れないようにしています。というか、3年生の先輩たちがみんな優しいんです!  普通なら、後輩に強く言われたらイラッとすると思うんですけど、ちゃんと受け止めてくれるし、指導もしてくれる。いい先輩ばかりです。

 

Q:確かに練習中から積極的に声を出していますね。

A:はい。技術があるわけではないので、気持ちを前面に出してゴールを奪いに行くのが僕のスタイルです。

 

Q:県高校総体でも活躍していましたが、この1年を振り返ってください。

A:1年生の時はポジションが中盤だったんですが、FWにコンバートされて点を取りたい一心で頑張ってきました。インターハイ予選や選手権予選など、主要な試合でずっとベスト4止まりだったのが、今年の県高校総体でライバルの大分西に勝てた。ずっと勝てていない相手だったので、負けたくないという気持ちがチームをひとつにしたんだと思います。けど、せっかく決勝に進んだのにてっぺんを取れず、悔しかったですね。今は選手権県予選のチャンピオンになるというプラスの気持ちです。

 

Q:優勝は狙えそうですか?

A:任せてください! 苦しくなったら、みんなで声を掛け合おうと約束しています。苦しいときこそ、僕の活躍のしどころです。

 

ガムシャラにゴールを目指す

 

(冨松智陽)

  • LINEで送る

関連記事

ページトップへ