春の高校バレー県予選企画 男子(1) 大分工業 県内5冠に向けてGOGOGO

2021/10/24
  • 冬の全国大会

 チームの中核を担う選手は実力、経験、人柄の良さを兼ね備えた逸材ぞろい。エースの貫禄が板に付いた甲斐優作(3年)と草野好貴(同)、先輩に追いつくように力を伸ばしている相良琉翔(2年)、ここ数カ月で飛躍的に成長したリベロで守備の要の姫野憲史(3年)、江崎監督に「何を考えているか読めないが、彼の目の色が変われば全国に行ける」と言わしめる後藤大成(同)など、県高校総体以降それぞれが力を付けている。

 選手層も厚く、「実力は拮抗(きっこう)している。(選手選考は)どうなるかわからない」と江崎監督。事実、控えのセッター二宮蓮(同)などレギュラー陣と遜色ない実力者も多く、激しいレギュラー争いがチームに活気を生んでいる。

 

 現在は選手それぞれのポテンシャルを伸ばすために、自主性を大切にした練習に取り組んでいる。特に全国高校総体で痛感した“高さの壁”への対策に余念がない。自分たちが攻撃する時の壁、相手から攻撃される時の壁…。高さのないチームがその壁をどう克服するのか。選手自身が考え、試行錯誤しながら、対策を練ってきた。その成果は着実に実を結びつつある。

 「チーム内で意見がぶつかることも多いが、それはいいことだと思っている。みんなが真剣な証。全員バレーで必ず県内5連覇を達成する」と力強く語る芦谷。春の高校バレー出場権を奪取し、名実ともに頂点へと駆け上がる。

 

県内大会5冠を目指す大分工業

 

 

(甲斐理恵)

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