花園県予選特集 ラグビー(2) 大分東明 限界突破の先に3連覇がある

2021/10/13
  • 冬の全国大会

 3年生13人、2年生25人、1年生21人の大所帯を引っ張るのは、最後の大会に臨む3年生。レギュラーとして出場するのは、言葉よりプレーでチームを牽引(けんいん)する馬越、突破力に定評がある日隈と183センチ・110キロの村上幸太朗、そして俊敏性に優れ、長い手足を生かした得点源の安藤拓志の4人。それ以外の選手も “自分たちの代”の集大成であることを強く意識し、陰ひなたなくチームを支えている。

 2年生では、フィジーからの留学生ナブラギ・エロニ、ダウナカマカマ・カイサも大きな存在感を放つ。新型コロナウイルスの影響で来日して1年、日本でのラグビー経験は少ないが潜在能力は高い。6月の県高校総体での敗北を糧に一人一人がさらなる成長を遂げたチームは、全学年が一つになり、いい状態に仕上がりつつある。

 

 白田監督は今年のチームを「例年に比べおとなしい選手が多い。もう少し爆発してほしい」と評するが、それは言い換えれば真面目であるということ。チームのスローガンである「限界突破」を胸に、ひたむきに練習に取り組む姿は、昨年以上の飛躍を感じさせる。

 

3連覇を目指す大分東明

 

 

(甲斐理恵)

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