ウインターカップ県予選特集 バスケ女子③ 復活ののろしは攻撃から。番狂わせ狙う明豊

2020/10/05
  • 冬の全国大会

 7月の県高校総体ではシードの情報科学に勝利し、久しぶりのベスト4進出と結果を残した。結果が出たことで選手の戸惑いが自信へと変わった。夏休みは海合宿、山合宿で走力と体力が向上。自慢の攻撃に力強さが加わり、状況に応じた守備システムも導入している。3年生が4人と少ないが、「自分たちがチームを引っ張る気持ちを前面に出す必要がある。インターハイや国体が中止になり、全国大会を目指してもいけなかった他の部のためにも、明豊の名を背負って大会に望んでほしい」と杉山監督。

 

 試合の流れを変えるシューターとして期待される仲野実桜(3年)は、「チームがひとつになって優勝を狙う」と、今大会で明豊旋風を巻き起こす覚悟だ。選手のコンディション、気持ち、能力を見渡し、どこにスポットを当てるかでシステムは変動する。また、自分たちのスタイルを徹底するのか、相手の良さを消したうえで自分たちの特徴を出すのか。一つ言えることは、「攻撃で勢いがつけば守備も乗る」と腰の引けた試合を好まない女性監督は、男気な采配で攻め勝つつもりだ。

 

攻め勝つスタイルで優勝を狙う

 

 

(柚野真也)

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