全国高校サッカー選手権大会県予選特集③ 3年ぶりの全国選手権に向け、アウトプット力高まる大分西

2020/09/22
  • 冬の全国大会

 これまでの大分西は、自分たちのスタイルを貫くことに重きを置いていたが、今年のチームは相手の長所を消し、そのうえで自分たちの良さを出すことを考え抜いた。選手だけでなくポジションも入れ替え、フォーメーションも変更し、試行錯誤した上でこのスタイルをつくり上げた。その結果、対戦相手によって戦術を変え、時にはフォーメーションを変えることもある。上野は「昨年のチームより個人の能力が弱い分、コンビネーションを高め、チーム力で戦えるようになった」と手応えを口にする。

 

 第3シードとして2回戦から登場し、順当に勝ちあがれば準々決勝で県高校総体で敗れた中津東と対戦する。「夏の借りを返せる。しっかり後ろからコントロールして、勝ち切りたい」と上野は再戦を楽しみにしている。首藤監督は「この大会は3年生が引っ張るチームが勝つ。普段はおとなしいが最後は3年生がやってくれると思う。今年はどこからでも崩せ、誰もがゴールを決めることができる」と自信を持ってピッチに送り出すつもりだ。

仕上がり順調、目指すは優勝

 

 

(柚野真也)

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