全国高校サッカー選手権大会県予選特集② 柔軟な戦いを選択し、3連覇目指す大分

2020/09/21
  • 冬の全国大会

 小野正和監督が頭を悩ませていた堤のパートナーに前園陽人(2年)が収まり、力のある1年生の台頭もあり、攻撃陣の強化に一定の成果を得ている。これまで大半の試合で優位に立ちながら、それに見合った得点を手にできていなかったが、攻撃のバリエーションは増えている。また、複数のポジションで計算できる選手が増え、アクシデントに対応できる厚みを手にした。

 

 今大会で対戦する相手は、大分には守備重視の戦いを選択することが想定され、一発勝負のトーナメントを勝ち上がるための戦い方を考えなければいけない。失点を減らすために攻撃のクオリティをさらに高めて勝利を手繰り寄せることも、逃げ切りを図りながらしたたかなカウンター狙いに切り替えるなど、全体の意思統一を徹底したい。「勝つために戦い方を上手く使い分けたい」と堤が言うように、相手のやり方に応じて柔軟な選択ができれば、戦いの幅が広がりそうだ。

 

守備の要となる竹谷悠

 

 

(柚野真也)

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