全国高校サッカー選手権大会県予選特集① 夏の県王者・大分鶴崎、不変のスタイルで2冠目指す

2020/09/20
  • 冬の全国大会

 春から継続している走り込みも今や定例になり、走り勝つ泥くささも忘れていない。甲斐は「最後の笛がなるまで集中して走り続けたい。チャレンジすることを忘れずに全力でプレーするだけ」と貪欲な姿勢を強調する。県高校総体は後半にトーンダウンする相手を尻目に、ギアを上げて逆転する場面が多かった。今大会も後半の追い込みに自信を示す。途中出場の元気な選手が試合の流れを呼び込むことも多く、総力戦に持ち込む。

 

1、2年生の成長もあり、3年生であってもポジションが確保されているわけではない。チーム内で高いレベルで競争できるようになったのは層の厚さを証明するもので、大会までの残り1カ月でメンバーが大幅に変わることも考えられる。「けが人の復帰や下級生の成長でバリエーションは増えた。いい状態で試合を迎えられるように準備をしたい」と首藤監督。追われる立場になったが「今大会を取ったら本物」と、10年ぶりの全国高校選手権出場こそが常勝校復活ののろしと捉えている。

 

全国高校選手権出場に向け万全を期す

 

 

(柚野真也)

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