3年生、冬物語 vol.4 バレー女子 私が東龍を選んだ理由 佐藤華純(3年)

2020/01/21
  • 冬の全国大会

 夏を過ぎた頃から紅白戦で「ブロックが面白いように決まることがあった」と自信を深め、秋の茨城国体では先発の座を射止め、準優勝に貢献する。「ようやく東龍の一員になれたと思った」。その後は先発に定着し、春の高校バレーでは全5試合に出場。因縁の対決となった準決勝の金蘭会(大阪)戦では、フルセットまでもつれ込んだ第5セットで相手エースをブロックでシャットアウトし、勝利を決定づけた。「試合が終わってないけどウルッときた」と、これまでの努力が報われたビッグプレーに涙がこぼれた。東龍に入学して自分史上最高のプレーとなった。

 

 金蘭会に勝利し、「日本一は確信した」。決勝でも東龍の高い壁として相手の攻撃を無効にし、チームに勢いをつけるプレーを披露した。「東龍に入学して辛いこともあったけど、ここでしかできない経験をした。日本一を本気で目指せたし、実現することができた。同じ目標を持った同級生と過ごした3年間は最高の思い出だし、忘れることのできない経験になる」。日本一になった直後、東龍でバレーボールを続ける意義を語った。「東龍は地元の高校。私にだって3年間頑張れたのだから、大分から日本一を目指したい人は東龍に来てほしい。すごくいい経験ができると思う」

 

ブロックでチームの勝利に貢献した 

 

 

(柚野真也)

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