全国高校サッカー県予選 試合をコントロールした大分が2連覇

2019/11/19
  • 冬の全国大会

 昨年の全国高校選手権の主力が残り、新チームになってからも九州の強豪校や全国高校総体などで得た経験は大きかった。培った経験に基づいた試合運びやコントロール能力は、他校より抜けていた。重見柾斗をはじめ、菊地孔明や永松恭聖、佐藤芳紀ら3年生が状況をしっかり把握しながら、慌てて勝負せず、自分たちの時間を長く持たせる術を知る選手たちがいるのが大きい。この決勝でも、試合コントロールという面での差が勝負を分けたといえるだろう。

 

 大分が延長前半3分に大神颯汰(3年)が先制点を奪い、その4分後に瀬藤聖人(3年)が追加点を奪うと勝負は決した。ボールを追う時間が多く、そこで体力を使う展開になった柳ケ浦に反撃の力は残っていなかった。延長後半には森山悠太(3年)らがだめ押し点を奪い、試合は終わった。小野監督は「優勝できたが全国で勝つためにはまだまだ」と厳しい言葉を並べたが、自信を持って言えることがある。「しっかりと状況判断し、最後まで集中して試合ができる力がある」

 全国選手権では全国総体でのベスト16を越えるのが最低限のノルマとし、大分高校最高となる4強超えが目標となる。

 

2年連続11回目の優勝を飾った大分

 

準決勝の様子はこちらから

全国高校サッカー選手権県予選 PK勝利の柳ケ浦、苦しみながらたどり着いた決勝

               大分が快勝し、連覇に王手

(柚野真也)

 

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